対策型がん検診と任意型がん検診
一般社団法人日本検診協会は、国や自治体が実施する対策型がん検診と、個人のニーズに応じて受けられる任意型がん検診の両面から、幅広い世代への健診機会の提供と予防医学の推進に取り組んでいます。
がんは早期発見が予後に直結する疾患であり、定期的な検診の受診が重要です。当協会では、地域住民・企業・医療機関と連携し、受診しやすく継続可能な健診体制の整備を目指しています。
主な取り組み内容
- 対策型がん検診の実施支援
自治体・保健所・医療機関と連携し、胃がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がんなどの公的検診(対策型検診)の実施支援を行います。住民への広報・受診勧奨、予約管理、検査結果のフォローアップを含め、受診率向上に貢献します。 - 任意型がん検診の普及・提供
生活習慣や家族歴、希望に応じた追加検査(肺がん、前立腺がん、肝がんなど)を提供し、個別ニーズに対応した健診を実施。郵送検査や自宅での簡易検査を組み合わせ、受診のハードルを下げます。 - 医療機関との連携強化
検診結果に応じた医療機関への受診案内・紹介体制を整備し、早期発見・治療につなげます。 - 啓発・教育活動
癌検診の重要性や早期発見のメリットを広く社会に伝える啓発活動を実施。企業・学校・地域でのセミナーや情報発信を通じ、受診意識の向上を促します。 - データ活用・研究支援
検診受診率や結果の統計分析を行い、政策提言や健診制度改善のための研究に活用します。